個人発明家と特許と事業

ごくまれに個人の発明家(発明好き?)の方が相談にお見えになります

 

「こんなことを考えたんですけど、これで特許出願できますか?」

 

その場合、必ず次の質問をするようにしています

 

「仮に特許取れたとして、ご自分で事業しますか?
それとも誰かに事業化させてライセンス料もらうつもりですか?」

 

なぜこの質問をするかというと
どちらの答えになるかによって
出願に求められる完成度レベルが違ってくると思うからです

 

自分で事業化する場合なら
事業化に向けた進捗の中で
自分の発明をどんどんブラッシュアップし
パワーアップした発明について特許を取得していくことが可能です

 

でも第三者にライセンスして使わせようというのであれば
事業化に向けて努力するのは第三者であり
最初の特許の内容が貧弱だと
事業化には不要な特許になってしまい
アイデアのみを第三者に教えたという顛末になってしまう可能性もあります

 

そうなってしまったら
特許出願~特許取得までの費用が丸々無駄に…

 

世の中の方々は「特許」と聞くと「儲かる」という言葉を連想するようですが

 

取得した特許の権利範囲内でしっかりと事業化できた場合にのみ
商品やサービスが対価を生み出して「儲かる」わけで

 

特許そのものは出願費用のことを考えると
単なる「金食い虫」にすぎません

 

なので ご自分で事業化する確固たる決意をお持ちでない方には
アイデアを即実施可能なレベルにまで徹底的に落とし込む作業をお勧めし
それが出来るまで特許出願は見合わせるように進言しています

 

でも 特許とれるかもと思って意気込んで相談に来られた方は
肩透かし食ったようになっちゃうので なんとも申し訳なくはあるのですが…

 

横浜関内の特許事務所
アイディール国際特許事務所

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2016年12月20日 | カテゴリー : 所長ブログ | 投稿者 : ideal-newwp