<海外に特許出願する際の費用について>

お客様からよくお問い合わせがある内容のひとつに、

「海外で特許を取るにはいくらぐらいかかりますか?」

というのがあります。

 

実はこれ、お答えするのが非常に難しい質問です。

「だいたいの金額でいいですから。」

こうおっしゃるのですが、「だいたいの金額」というのがまた難しいんです。

 

海外で特許を取るためには、それぞれの国の現地代理人に手続を依頼する必要があります。

日本の弁理士が、海外での手続を直接行うことはできないからです。

 

従って、

お客様 → 日本の特許事務所 → 現地の特許事務所(現地代理人)

現地の特許事務所(現地代理人) → 日本の特許事務所 → お客様

この流れを、手続が発生する度に何度も繰り返すことになります。

 

海外での特許取得に関しては、私たち日本の特許事務所の役割は、

直接的ではなく間接的に関わる、いわば中継局のようなものです。

 

そして、そのやり取りの共通言語は英語になるので、

常に、日本語 ↔ 英語 という翻訳作業が入ります。

英語圏以外の国では、日本語 ↔ 英語 ↔ ドイツ語や中国語など現地の言語

と、さらに複雑になります。

 

そのため、海外で特許を取るためには、

その国の特許庁に支払う費用の他に、

日本の代理人の手数料(翻訳作業を含む) + 現地代理人の手数料が必要です。

 

さらに、特許取得までの道のりは、ケースによって様々であり、

スムーズに手続が進んだ場合と、現地特許庁とのやり取りが複数回にわたる場合とでは、

大きく異なります。

よって、現地代理人の手数料が総額でどれくらいになるのかを予測するのは、

一年先の天気予報をするようなもので、正確な金額をはじき出すのはとても難しいのです。

 

とは言っても、海外での特許取得にいったいいくらかかるのか?

まったくわからないというのでは判断のしようがないと思いますので、

「こんなケースもよくあります」という程度の曖昧さで申し訳ないのですが、

以下に見積額を書いておきますね。

 

何度も言いますが、あくまでも概算であり、ケースによって異なりますので、

その点はご注意ください!

 

<ケース1:アメリカ及びヨーロッパで特許出願した場合>

出願から特許取得までの費用概算は、トータルで約400万円くらいになります。

なお、特許を取得した後は、権利を維持するための年金を納付する必要がありますが、

これらは上記の金額に含まれていません。

 

なお、中小企業や個人の場合には、さまざまな助成金の制度がありますので、

費用がかかりそうだからという理由だけであきらめないでください。

このブログでも、追って助成金の制度について触れたいと思います。

 

以上、海外での権利取得をお考えの方は、参考になさってください。

より詳細な内容や、上記以外の国での費用をお知りになりたい方は、

お気軽に弊所までお問い合わせください。

 

 

横浜関内の特許事務所
アイディール国際特許事務所

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